外壁塗装、防水工事の現場研修に続きまして、今回はお見積もりの現場に同行することになりました。
お客様のお宅に一緒に向かうのは、塗装職人の見積もり担当・菊池と、防水職人の島田ダイ。
あまり大勢でお邪魔するのはいかがなものかということで、今回はWeb担当はわたしのみになり、少しドキドキです。
塗装や防水の現場と違い、実際に何かをしたりということはないので、普段お見積もりはどのように行われているかということを実際に見聞きして体験したいと思います。
菊池は先にお客様の元へ向かい、島田とわたしが少し遅れて合流する形になりました。お宅の前へ到着すると、歩道の辺りでお話しているお客さまと菊池が見えたので、お客さまにご挨拶。
さっそく菊池が敷地内でお客様とお話しながら、家の傷み具合やお客様が気にされている箇所などを見たり触れたりしながらぐるりと一周していきます。このときに、塗る所と塗らない所の確認もしていました。
わたしもその後についていきながら、見積もりがどのように行われるのかを窺います。
外壁や目地シーリングの状態を見たり、シャッターボックスの材質をチェック。(スチールやアルミは塗らないからです)
このとき、敷地内に置いてある物やお花や植木の有無など、塗装工事を始めるにあったって
移動させたり養生の準備が必要なものも確認しているようでした。
屋外での状態調査を終えたところで、お宅に上がらせて頂いてベランダや屋根を見ていきます。
ご主人の書斎に入るとパソコンがあり、わたしたちが来る前まで塗装職人のサイトを見て下さっていたようなのです。
これを伺って、普段サイト更新に関わっているわたしもとても嬉しく、ありがたい気持ちになりました。
事務所で仕事をしていると、お客様がどのようにサイトを見て下さっているか、どのように感じているかを知る機会はあまりないので本当に貴重な出来事でした。
ベランダは複数あるので、一つずつ見て状態を確認します。防水もありますが、目地のシーリングやベランダ内から見える屋根も調べていきます。お客様がこういう風にしたい、というご要望もあるので、
それを伺いながらどのような施工法が適しているか伝えます。
菊池、島田は要所要所でノートにメモをしていました。わたしもその2人の様子などをメモしつつ(忘れないためと、この体験記に載せるためです 笑)話を聞きました。
その後、リビングでお宅の見取り図を前に、お客様ご夫婦と塗装箇所・内容などについて話し合いをします。
奥さまはここからお話に加わるので、ご主人にお伝えしたことをもう一度説明していきます。
見積もり担当の菊池は、当社で施工をする決め手になったとお客様から言われることがたびたびあるのですが、それも納得だなぁと感じるやりとりでした。
お客様の不安要素を聞いて、現状はこのようになっていますと伝えます。
施工法についても、お客様はとても心配している点があるようで、ご要望をお聞きしながらも、
通常の塗装の施工でも十分ですよと話していました。
こちらのお客様は、ご自身で目にされている状態(汚れの付着)と、以前、訪問業者が来た際に言われたことが引っ掛かって気にされているようでした。
その点を汲み取って、お客様がこだわっていらしゃる部分のお見積もりと通常の2種類のお見積もりを
出しますということに。
また、項目別に見積もりを出すことになりました。
お客様は熱心に情報収集をされていて、こちらにたくさんの質問を投げかけて下さったり、このようにしたいという明確なイメージをお持ちの方でした。
菊池や島田とのやりとりを側で聞いていると、屋根材のことや防水のこと、足場代の変移など初めて知ることが多くてとても勉強になりました。
菊池も島田も知識・経験が豊富だからこそ、いろいろなお宅の状況や状態に合わせた施工の提案ができるのだなと思います。
Web担当になって約一年弱、塗装・防水の基礎的な知識は身につけられたとは思いますが、
まだまだ学んでいくことは多いと改めて感じました。
今回の内容から作成するお見積書を、大体いつ頃に送付ができるかお知らせして、話し合いを終えます。
この後は、わたしもお宅の写真を撮らせていただいて、本日の見積もりは終了となりました。
お客様のお宅を見たり、室内に入らせていただくという滅多にない機会に恵まれて、どのようにお見積もりが進められているのか理解できたのがとても良かったです。さらに、ご主人から弊社のサイトをお褒めいただけたので、直にお客様から伝えられたこともあり、
喜びもひとしおです。今後もお客さまの視点にたったページを作成していきたいと思いました。
後日段----------------------------------------------------------------------------------------------------
今年の2月に入る直前にわかったことですが、こちらのお見積もりに伺ったお客様と契約を結ばせていただき、
施工の運びとなったようです。それを知ったときは、わたしが何かをしたわけでは全くないのですが(菊池の側にいただけですので…)、
とても嬉しい気持ちになりました!ひとつの縁がこのようにして結ばれていくのだなぁと感じ入ります。
そして、施工が完了しましたら、こちらのお客様の工事事例もせひ作成させて頂けたらと思っています。