13年12月9日//女子三人で防水の体験へ 01



本日は、いつも事務所でパソコンに向かっている女子3人で防水の体験へ行ってきました。
前回、外壁塗装の体験でお邪魔した時の寒さを教訓にしっかりと中に着込んで、手には軍手を付け、さぁ準備万端! と意気込みはしたものの…前回の外壁塗装で登れなかった記憶がよみがえります。
今回は一般住宅のベランダ防水とのことなので、どうにかして2階まで到達しなければいけません。
日の悪いことに数日前に腰を痛めたのもあり、まずは登れるかと不安でいっぱい…そんな心配を抱えながら今日1日の指導をして下さる防水職人の島田さんにご挨拶。
防水職人・島田いつも明るい笑顔と気遣いを見せてくれる職人さんです。
前もって前回の時に登れなかったことをカズさんが伝えておいてくれたのか、足場へ登る時のコツを教えて下さいました。
「焦らず足元を1歩づつ踏みしめながら、そして下は絶対に見ない!」 そして、「高いところはオレも苦手なんですよ」とのこと。
毎日高いところで仕事している職人さんがそう言う風に言うなんて、と驚くと、要は慣れだと笑いながら返されました。

まず、通行の邪魔にならないよう気を付けながら道路に白いシートを広げます。
他に場所がなく通行量の少ない住宅街の真ん中とは言え、陣取ってしまってはご近所の方の迷惑に。
説明もそこそこに手早く作業を進めていきます。
補強布のメッシュシート このシートは布のように見えますが、良く見るとメッシュ状に細かな穴が沢山あいていて、触ると少し硬質な感触です。
クロスと言われる道具の1つ伸縮性に優れていて、防水の間に挟むことで歪みや割れに対応できると言うものです。
防水の間に切って用意して、となると手間も時間もかかってしまうため作業の前にクロスを用意するところから今日の作業が始まりました。
施工するベランダの横縦の幅分をメジャーで測ってマジックで印を付け、鋏でカット。
この時、先に切り幅が短い縦幅分を切った後、クロスを折りたたむように纏めてから横幅分を切ることで、手早く綺麗に切ることが出来るのがポイントだとか。
ひと断ち、ひと断ち、入れ替わり立ち替わり…最後は女子3人で力を合わせて切り終わり、クロスの準備完了です。
さて、次はいよいよ防水の準備をしていきます。

材料を秤で計測する 外壁で使う塗料もそうですが、防水で使う材料はそれ以上にキッチリと計量して用意しないと、固まらない固まりすぎると言う不具合に繋がってしまうほど材料同士の比率が大切になります。
抱え上げるように塗料缶をひっくり返し、秤の針先を覗きこみながら材料を用意していきました。
こうして用意する材料のメーカーは統一しているそうです。相性の問題があるからでしょうか。
女子の1人の主材を計量する作業を体験させてもらいました。
ですが、今の時期は寒さのために材料が硬くなって用意するのも一苦労。見ているだけでも硬く、重そうなようすがわかります。
夏だともう少し柔らかい状態だそうですが…。
主剤と硬化剤を入れた最後にシンナーで希釈して、いよいよ撹拌作業。
撹拌とは材料同士を混ぜ合わせることを言い、撹拌不足は硬化不良を引き起こす原因となるので、混ぜ合わせすぎるくらい念入りに作業していきます。
この時に使う道具が手持ちの撹拌機。丁度、新しいものを下ろして使うこととなり、組み立ての様子から見学することが出来ました。
撹拌機を組み立てる職人 しかし、レンチでボルトを締めても締めても上手くかみ合わないようす。なんで入らないのかと悪戦苦闘する職人を女子3人でハラハラと見守るなか、なんとか完成…。
見ていただけのこちらがホッと一息です。
唸るようなモーター音を立てて材料をかき混ぜていくようすを見ていると何かを思い出しそうに…。
なんだっけ、と記憶を振り返っていると料理で使うハンドミキサーが頭に浮かびました。こちらの方が随分と大がかりですけどね。