13年12月25日//神奈川区で塗装施工契約の同行


会社入口 朝、会社に行くと
「今日見積りについていってもらえる?」

……そんな一言から、突然ではありますが、弊社の見積り担当の菊池さんにくっついて見積りへ同行させていただきました。
今回は見積り担当への同行でしたので、女子の姿を収めていられないのが残念ですね。


行ったのは、2014年の初めから施工をした「甘粕屋」という居酒屋さんです。様々な道具を積み、菊池さんの運転で向かいます。助手席には佐藤さんが座り、わたしはいつも通り後ろに座ってぼんやりと正面を見ていました。実はこの日、思いっきり車に酔ってしまって、本当に余裕がなくなっていたのでした…。

塗装の現場には二度ほど行ったことがありますが、その時のどちらとも違う荷積みです。
塗料缶やシンナーのにおい、刷毛、たくさん積まれたウェスという布切れやマスカーテープ。そういうものは一切なく、書類のような積みものばかりです。
この日は、見積りと言ってももう契約を結ぶだけという感じでした。

ALC外壁の小さなビルの一階は先ほども言いました居酒屋経営をしていて、道路に面して人通りも多そうです。近くのパーキングエリアに停車して、中から必要と思われる資料を抱え出しました。わたしと佐藤さん二人で荷物を抱えるので、そこまで多くもありません。
色見本などを抱えて、緊張のままお邪魔します。
お店の一つの席をお借りして、菊池さんが書類を見せてひとつずつ説明しながら了承を得ていきます。
塗装に関して、弊社からお伝えするのはままありますが、足場を組んでから発覚する問題点などもありますので、そう行った時の追加工事の確認なども行います。下から見ただけ、上から見ただけでは分からない部分はたくさんあって、逆にそういう見えないところを手抜きする業者も、いなくはありません。

この契約を結ぶ時に、周囲へのご挨拶の確認も菊池さんはしていました。
住宅であればご近所様への挨拶もしていますが、今回は周囲のお付き合いのあるお店にも迷惑がかかるということで、周囲全てへ挨拶を、との話でした。
ずっとお話を聞いているだけで、それも全くわたしには不透明でしかなかった見積り…というか、契約の状況を知ることが出来て、新鮮な手前少々緊張が過ぎてしまっていて。出していただいたお茶を飲みきってしまうという……。奥様が新しくお茶を出してくださいまして、美味しかったのですが、申し訳ない気持ちもぬぐえませんでした。

外壁の色などはまだ決めかねていたようで、それについての質問もいくつか。「近くで理想の色があるならばその住宅を教えてくれ」など、実際に現物をもらえるように言っていました。
それは、その日の天気や室内・室外などの状況によって、色の見え方が違うからです。見本のサイズでも違うので、実際に持ってきてもらえた方がよいのだとか。
一度、江の島電がとても好きなお客様が電車をモチーフにしてくれと頼んできたそうです。もちろん、理想通りの色に塗装出来て大変喜んでもらえたとか。その時の事を笑い混じりに話す菊池さんはどこか楽しそうで、大変なこともままあったろうにそうやって話しているのが印象的でした。

防水の話や、外壁の色の話、様々な最終確認を行います。
実際に施工をするのは年明けからということで、今まだ焦らずに時間をかけて外壁の色を決める、とのこと。自分の好みも合わせて、飲食店だから…と少し悩んでいる様子もありました。住宅であれば、青や黄色、ピンクなど様々な色の外壁になりますが、飲食店となるとまた色の選び方が違うみたいです。
看板も古くなっていたので、足場があるうちに交換をしたいと申し出が。その件に関しては、看板業者とも相談して決めるという事で、今回はお暇しました。

そうそう、帰り際にご主人に突然「カラスがよってこないような色、ある?」と言われ、戻ってから調べてみたのですが…カラスに有効な色ってないんですね。頭がいい動物なので、カカシでもカカシだと分かったら遠慮なくきてしまうんだそう。
黄色が有効とも言いますが、わたしが調べた限りでは、黒いごみ袋をそれらしくつるしておくと最初は効果テキメンらしいです。それでも見破られたら終わりなんですから、カラスとは賢い生き物です…。